
小心者のyukky777です。今回も、うちの子どもが塾なしで旧帝大レベルの大学に合格できた話の続きをしていきましょう。
前回の記事の続きです。
好きなことを認めて伸ばせば自分で勝手に頑張るようになる②
個人情報を守るために、この話はフィクションで書いています。実際に子どもが好きだったのは動物や植物ではありませんでしたし、入った学部も農学部ではないことを先にお伝えしておきます。しかし、子どもが目標とする大学を決めて、それに向けて頑張った、という流れはできる限り忠実に再現していきたいと思います。
前回の記事では、子どもが「日本一の農学部のある大学」を目標に定めたところまで書きました。小さい頃から、虫や動物、葉っぱ集めなどに夢中になっている子どもの好きなことを親として認めて、できる範囲内で夏休み等に県内の自然博物館や農家体験などに連れて行くことをしていました。
我が家はお金がないので、お金をかけていい塾へ入れてあげることや、教育理念とカリキュラムがしっかりとしている私立学校へ入れてあげることはできません。しかし、そんな中で、できる限り子どもが好きなことへの興味を伸ばせるように心がけてきました。
そうして、子どもに「日本一の農学部のある大学へ入る」という目標を自然な流れで持たせるように導いて?洗脳して?いきました。
「日本一の農学部のある大学へ入る」という夢は小学生になってからも変わらずに、子どもは順調に育っていきました。
小学3年生か4年生のある日のことです。テレビで北海道の農業についての特集を見ていきました。北海道大学農学部の先生が出てきて解説をしています。あの「少年よ、大志を抱け!(Boys, be ambitious )」のクラーク博士が教鞭を取っていた札幌農学校に始まる北大農学部の歴史や、現在の日本の食料庫となった北海道の農業の歴史が特集されていました。
生き物好きから、農業へ強く関心を持つようになっていた子どもは、その特集を見ながら言いました。
「ボク、北海道大学へ行く」
え?
北海道大学?
「だって、日本で始めての農学部でしょう。日本で一番の農学部じゃん」
まあ、そうだけど………
親心としては、「日本一の大学」って東京大学、学問の自由闊達さでは京都大学、どちらかじゃないかと考えていました。
え?
北海道大学?
そ、そ、そうか。
東大や京大じゃないのか。。。
ま、ま、まあいいか。
かくして、うちの子どもの心には、とあるテレビ番組をきっかけとして、日本一の農学部は北大農学部であると刷り込まれてしまい、いつしか北海道の大地で農業について思う存分学び、研究する日を夢見るようになってしまったのでした。
次回へ続きます。