【家族の遺言書を作成した話11】公正証書遺言作成当日


家族の遺言書を作成した話

小心者のyukky777です。今回も家族の遺言を作成した話を続けていきましょう。

公正証書遺言に必要なもの、おばあちゃんの実印、印鑑証明書、身分証明書となる保険証を用意して、弁護士さんが設定してくれた遺言を作成する日を迎えました。

当日は、公証役場の駐車場で弁護士さんと待ち合わせをします。少し早めに駐車場に到着して待っていると、弁護士さんも車でやってきました。依頼した弁護士さんの他にもう一人の方も同乗しています。

公正証書遺言の作成には2名の立会人が必要です。1人は依頼した弁護士さんでいいのですが、もう一人必要だということで、後輩の弁護士さんも連れてきれくれました。

弁護士さんに案内されて、公証役場の入っているビルへ入り、エレベーターで上がります。

公証役場のあるフロアに着いたら、弁護士さんが受付もやってくれます。しばらく受付のところにある来客用のソファでみんなで座って待っていたら、奥の部屋からおばあちゃんの名前が呼ばれました。

私は必要なものを持って一緒に部屋へ入ります。すると公証人の方がいました。公証人の方は私から必要なものを受け取ると、私に退室するように促しました。私もおばあちゃんの相続にかかわる利害関係者になるので、公正証書の作成には立ち会えないとのことです。

おばあちゃんと2人の弁護士さんだけが公証人のいる部屋へ残り、私は受付前のソファに戻りました。

しばらくすると、公証人の方が公正証書作成を始めた声が聞こえます。おばあちゃんの名前や住所、生年月日などを確認する声が聞こえてきます。

その後、どうやら現在の法定相続人や、相続に加えたい人との関係を一人ひとり確認しているような声が聞こえました。

古びたビルで部屋の防音などは効いていません。利害関係者が同室していなくても、被相続人や法定相続人の住所や名前を公証人が読み上げる声が大きくて、個人情報ダダ漏れで大丈夫なのかと心配になりました。


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