
小心者のyukky777です。家族の遺言書を作成した体験談の続きです。
公正証書遺言の作成を依頼した弁護士さんから遺言書の下書きが何度か送られてきました。最初は弁護士さんだけが書いた案で、遺言書の被相続人となるおばあちゃんの意向を事務的に文章化しているものでした。
次に送られてきたのは、公正証書遺言を実際に作成する公証役場の公証人の方の手が入ったものでした。おばあちゃんの意向はそのままに、文章に次のような表現が入って、弁護士さんだけの案のときとは違い、やわらかい文章になっていました。
「この者たちには、老後のお世話を良くしてもらい、本当に心から感謝している。特にお世話になった次の者たちへ一切の財産を譲り渡す。」
また、次のような文章も入っていました。
「他の相続人たちもみんなで仲良くして、私の意向を尊重して、この遺言を尊重してほしい。」
法定相続人に相続させたくない、法定相続人以外の人に財産を譲りたい、という内容でも、事務的に書くのとでは文章の印象が大きく変わります。
内容的にはおばあちゃんの意向がしっかりと盛り込まれていたものだったので、公証人の方の案で正式な遺言書の作成を進めていただくことにしました。
その後、弁護士さんと公証役場の方で公正証書遺言を作成する日程を決めていただき、ご連絡をいただくことになりました。