【家族の遺言書を作成した話8】弁護士からの連絡

家族の遺言書を作成した話

家族の遺言書を作成した話

小心者のyukky777です。今回も家族の遺言書を作成した話を続けていきましょう。

法定相続人を相続から外し、法定相続人ではない人に相続させたいというおばあちゃんの意向から、弁護士さんに公正証書遺言の作成を依頼することにして、弁護士さんと契約したところまで、前回書きました。今日はその続きの話です。

弁護士さんと契約したときには、諸々の書類をそろえて遺言書の下書きを作成するのに1ヶ月ほどかかると言われました。しかし、お金を振り込んでから1ヶ月たっても連絡がやってきません。

少しくらい遅くなることもあるだろうし、まあ、あまり急かさずにまっていようか、1ヶ月を過ぎたくらいの頃はそんな悠長な気分でいられました。

しかし、2ヶ月になろうかとなってくると、そろそろこちらも焦ってきます。弁護士事務所がまさかお金だけぼったくって、仕事をしないわけないだろうけど、いくらなんでも1ヶ月って言ったのに遅すぎない?

LINEで一度連絡しようかどうしようか迷っているうちに、弁護士さんからのLINEが届きました。書類の取り寄せに手間取っていたとのことです。

その理由があとになってからわかりました。すべて終わってから、最初に振り込んだお金だけでは事務経費が足らずに、追加で費用を振り込みました。かかった事務経費の内訳を見たら、何度も全国の市区町村役場へ手紙を出す通信費がかなりかかっていたのです。

正式な公正証書遺言書を作成するためには、法定相続人を特定しなければいけないようです。弁護士さんの方で、家族関係を調べるために、おばあちゃんの戸籍から、全ての法定相続人の現在地にたどり着くまで、何度も役所とのやり取りを重ねていたのでした。

おばあちゃんの法定相続人は人数が多いわけではありません。しかし、その中の数人が転居を繰り返していた模様です。

おばあちゃんの戸籍や住民表からわかる、法定相続人の住所の役所で書類を取り寄せ、そこから転居していたら転居先の役所で書類を取り寄せ、またそこから転居していたら更に転居先で書類を取り寄せ……

その繰り返しを10回近く行っていました。それなら時間がかかっても仕方がありません。

何はともあれ、弁護士さんから連絡がやってきたことで、本格的な公正証書遺言の作成への道が大きく開けてきました。


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